病棟紹介
東4病棟
東4病棟は、外科・脳神経外科・脳神経内科の患者様が入院される病棟です。ベッド数は56床で、術後管理や重症者の観察をおこなう観察室4床を有しています。
外科は、消化器系の手術を中心に患者さんへの負担の少ない内視鏡手術も多くおこなわれています。医療の高度化・業務の多様化に伴い、クリニカルパスを導入し、患者さんに安全で満足していただける医療・看護を実践しています。また人工肛門造設された患者さんにも専門的な研修を受けたスタッフが生活指導をおこなっています。さらに抗がん剤治療もおこなわれており、短期入院で抗がん剤導入をおこない、外来での抗がん剤治療をおこなっています。
脳神経外科、脳神経内科は、脳卒中や頭部外傷、中枢神経感染症など緊急入院がほとんどです。当院のハイケアユニット(HCU)で超急性期の管理をおこなった後、急性期の管理、リハビリテーションを脳卒中リハビリテーション看護認定看護師を中心に専門的な看護を実践しています。また、治療で改善できる認知症(特発性正常圧水頭症)の簡便な検査である脳脊髄液排除試験(タップテスト)を短期入院でおこなっています。
終末期を迎える患者さんに対しては緩和ケアを実践しています。緩和ケアにおいても、緩和ケア認定看護師を中心に他職種とのカンファレンスを行い、最後までその人らしく過ごしていただけるよう、患者さん・御家族の思いに添えるよう努力しています。
これからもスタッフ一同、患者さんの一日も早い回復を願い、安心して入院生活を送っていただけるよう、日々安全・安心な看護の提供に努めてまいります。
東5病棟
東5病棟は、病床数56床(観察室4床含む)となっており、整形外科をはじめ急性期疾患の患者さんの入院を受け入れています。
外傷や骨折による緊急入院の対応も行っており、手術や治療が安心して受けられるよう急性期の看護を行っています。
疼痛軽減のための体位調整や鎮痛薬の使用、合併症予防のための援助を行っています。痛みなどのため、ご自身でできない所をお手伝いをさせて頂き、安心して手術前後の生活や治療が送れるように取り組んでいます。リハビリテーションが必要な患者さんに対しては、入院早期からリハビリテーションが始まり、多職種で連携し回復への援助を行っています。
急性期治療が終了する頃には、回復期リハビリテーション病棟や包括ケア病棟と連携し、早期の在宅復帰、社会復帰を支援しています。
今後も地域の皆様に安心して入院していただけるよう、安心安全な医療・看護の提供に努めていきたいと思います。
東6病棟
東6病棟は、循環器内科、代謝内科、消化器内科、歯科口腔外科の混合病棟として、各科の幅広い専門性や特殊性を踏まえた看護の提供に努めています。
循環器内科では急性心筋梗塞・狭心症・弁膜症・不整脈などで心不全状態となった患者さんのケアを行います。
高齢心不全患者さんも増えており、ご家族や医療ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなどを含めた退院支援が必要となっています。多職種カンファレンスで情報交換を行いながら、退院後の患者さんの生活をイメージした看護が提供できるよう努めています。
代謝内科では、主に糖尿病の患者さんのケアを行っています。血糖コントロールを行うため、食事・運動・薬物療法の3本柱を中心に教育を行っています。指導や教育には特に力を入れており、糖尿病療養指導士の資格を持つスタッフを中心に、患者さんに充実した入院生活を送っていただけるよう日々努力しています。
消化器内科では、胆道系の疾患などに対し内視鏡的治療をされた患者さんや、腸閉塞などによりチューブを挿入された患者さんのケアにあたります。医師や管理栄養士、リハビリスタッフなど多職種と協働し、患者さんの状態に合わせた輸液管理やチューブ管理、食事支援など行っています。
歯科口腔外科では、開業医では困難な抜歯や口腔内疾患の手術症例をケアしています。全身麻酔後の不安定な状態から、術後の痛みのケアまで観察し、安楽に過ごしていただけるよう支援しています。
これからも、スタッフ一同患者さんに寄り添いながら、在宅療養に向け多職種と連携した切れ目のない看護が提供できるよう努めてまいります。
西3病棟
西3病棟はベッド数35床の小児科・産婦人科・女性の患者様の入院を中心とした混合病棟です。スタッフは小児科医師3名、産婦人科医師2名、助産師11名(外来担当2名)、看護師11名、事務補助者1名、看護補助者4名でチームワークが評判の病棟です。県南地域において唯一の小児科入院ベッドを有する病棟で、ハイレベルな小児医療を提供するため、勉強会の開催や新生児蘇生法(NCPR)の研修を全員受講し知識・技術の研鑽に務めています。
産科では家庭的な雰囲気の中での分娩を目指して、陣痛から分娩・産後までを一部屋で過ごしていただけるLDRを新設し、充実しゆったりとした入院生活を過ごしていただけるよう環境を整えました。
当院では分娩ソフロロジー式分娩を取り入れており、赤ちゃんとお母さんに負担をかけず、出来る限り自然な経過を大切にしております。そのために、外来通院時から参加型母親学級の開催やバースプランを取り入れ、お産される方とそのご家族のご希望に添えるようサポートさせていただいております。
また、分娩後も母児同室制で受け持ち助産師が丁寧に母乳・育児指導を行い、退院後は無料の2週間健診や親子すこやか外来にて育児のサポートを行っており、退院後の支援体制も充実しております。入院中の赤ちゃんの経過において随時小児科医師の診察が受けられ、小児科・産科の連携が行われています。市保健センターとも連携を図っており、地域の皆様が妊娠・出産・子育てまで安心して行えるようスタッフ一丸となって日々努力しております。
西4病棟
西4病棟(地域包括ケア病棟)は、急性期における手術や治療を終えたあと、在宅復帰に向けた医療・看護・リハビリの継続等、様々な支援が必要な場合に在宅サービスの調整などのサポートをさせていただく病棟です。安心して住み慣れた地域に帰っていけるよう、患者さんがその人らしく過ごせるために、多職種で話し合いながらケアを行っています。看護師は様々なライフステージにあるなかでも働き続けられる環境を整え、部署内でのカンファレンスや、勉強会を実施しています。また、西4病棟は在宅療養されている患者さんのご家族を支援するために「レスパイト入院」在宅介護を支えるための入院を受け入れています。
この病棟に入院してよかったと喜んでいただける病棟を目指して、患者さんやご家族の気持ちに寄り添った看護を行っていきたいと思います。
西5病棟
西5病棟は呼吸器科内科と皮膚科の疾患の患者さんが入院される病棟です。
呼吸器内科では医師3名が、肺炎・喘息・慢性肺疾患・肺癌などの気管支や肺の病気の治療に取り組んでいます。特に成人の喫煙歴のある男性に多い疾患とされている「肺癌」では、気管支鏡検査、CTスキャン・MRIの画像や血液データを検討しながらの化学療法を、より効果的に提供できるよう日々心がけています。
また、話題の検査ではいびきや無呼吸が特徴的な「睡眠時無呼吸症候群」の検査を実施しています。1泊2日で、眠っている間に気軽に検査が受けられるのも魅力の一つです。睡眠時の無呼吸が心配な方は一度検査を受けてみられませんか。皮膚科では、火傷や皮膚腫瘍など専門的な手術治療が可能で、近隣の医療機関からの紹介による患者さんも多くなっています。高気圧酸素療法も実施しております。
西5病棟に勤務するスタッフは、医師6名、看護師21名、准看護師1名、介護福祉士1名、看護補助者6名、事務員1名です。入院患者さんにゆっくり安心して治療に専念していただけるよう、スタッフ一同明るい雰囲気でお世話をさせていただいています。
私達の病棟は、若い患者さんからご高齢の患者さんまで幅広い年齢層に合わせた家庭的な雰囲気での看護が自慢の病棟です。
また、常に進歩している医療の専門性を追求するための研修会や勉強会への参加も心がけ、院内院外を問わず看護研究発表にも取り組んでいます。新人研修をはじめとする卒後研修にも、教育委員会での様々な研修が企画されています。
このような、厳しい中でも和気あいあいな私たちの病棟で是非一緒に働いてみませんか!
リハ3病棟
リハ3病棟はベッド数45床の回復期リハビリテーション病棟です。
脳血管疾患や大腿骨骨折などの急性期治療を終了後引き続きリハビリテーションが必要な患者さんに対し、在宅復帰に向けたリハビリテーションを集中的に行っております。
患者さん・御家族の介護負担の軽減を図り、自宅への退院がスムーズに行われるように、医師・看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなど多職種が一つの医療チームとして患者さんの個別性に合わせた治療・支援を行っています。また、地域の医療・介護・福祉機関などと連携を取りながら患者さんの在宅復帰に向けて、日々訓練に取り組んでおります。
当病棟は一般病棟より広く、病室の各部屋にはウォシュレットと洗面所が設置され、隣接したリハビリ室には一般家庭を想定して作られたADL室(日常生活動作の訓練用の部屋)があります。また、いつでも歩行訓練ができるよう、廊下は幅広く、病棟内を周回できる構造になっています。
HCU(ハイケアユニット)
令和元年6月に新設され病床数10床で稼働しています。
外科、脳神経外科、整形外科などの術後や、院内急変後の入室、救急室からの緊急入院(心臓・大血管疾患、重症肺炎、各種ショック状態)など全般的な疾患や病態に対応します。当院は24時間体制で急性期脳梗塞に対するt-PA静注療法を施行しており、いち早く治療に臨める環境づくりを医師の協力のもと行っています。他にも頻度は少ないですが、CPA蘇生後の患者に対し体温管理療法も行っています。大切な家族の急な病気や事故により、強い不安を抱える患者家族に対しても、寄り添いながら傾聴し、少しでも不安な気持ちを軽減できるように努めています。
HCUでは、様々な急性期の病態に対し各科医師より丁寧な指導が受けられ、認定看護師など有資格の看護師が多く勤務しているため、急性期看護を学ぶ環境に恵まれています。せん妄対策や安全管理、接遇にも力をいれており、患者様やご家族に安心して安全に治療していただけるよう日々努力しております。急性期看護に興味のある方は、是非私達と一緒に働きませんか?