当センターについて

about

令和6年度(2024年度)
国保水俣市立総合医療センター
病院指標

当センターでは、平成28年度より、DPCデータを利用し、全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆様へ情報公開しています。この指標によって、当センターの特徴や急性期医療の現状をご理解いただくことを目的としています。

今回、公開する指標は、令和6年度(令和6年4月~令和7年3月)中に当センターを退院された患者様のデータを対象としています。ただし、DPC包括対象外である公害、労災や自動車自賠責保険・自費等のデータは含まれていません。

DPC(診断群分類別包括制度)とは、診断群分類別包括評価方式を参照ください。

病院指標とは、病院の個々の機能や診療の状況を具体的に数値化し、分かりやすく示したものです。当センターは、病院指標を評価、分析することで、今後の医療の質の向上に努めていきます。

※本指標は毎年9月に更新されます。


 病院指標

  1. 指標1 退院患者数
         年齢階級別退院患者数
         
  2. 指標2 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 指標3 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 指標4 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 指標5 脳梗塞の患者数等
  6. 指標6 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. 指標7 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. 指標1 リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率     
  2. 指標2 血液培養2セット実施率
  3. 指標3 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 指標4 転棟・転落発生率
  5. 指標5 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 指標6 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. 指標7 d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 指標8 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 指標9 身体的拘束の実施率

 

 病院指標

指標1 退院患者数

年代の患者数は、入院した日の満の年齢を年代別に集計しています。

年齢階級別退院患者数

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年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数 117 56 25 55 76 209 449 1,059 1,037 384

地域医療支援病院である当センターは、地域の中核病院として、0歳代から高齢者まで幅広く医療を提供しています。特に、60歳以上は84%と多く、症状が重症になりやすい高齢者の入院が多い傾向にあります。また、0歳代も多く、小児医療に積極的に取り組み地域の小児医療機関から多くの患者様をご紹介いただいています。

指標2 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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呼吸器内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 33 32.48 20.78 33.33% 85.03  
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 31 20.58 13.41 9.68% 77.42  
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 27 2.00 2.02 0.00% 61.04  
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 25 29.16 16.40 24.00% 85.60  
040040xx99040x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2ー4あり 副傷病なし

23 15.04 8.16 4.35% 77.65  

当科は、内科的呼吸器疾患全般を対象としています。 入院患者様の疾患の内訳は、1番目に多いのが誤嚥性肺炎で、超高齢社会を迎えつつある日本では今後ますます誤嚥性肺炎の割合が高くなることが予想されます。2、5番目に多いのが肺癌の治療で、化学療法は入院及び外来にて行われております。医師や緩和ケア認定看護師を含む緩和ケアチームを中心とした身体的、精神的苦痛等に対する緩和ケア体制を充実させ治療を提供しています。

循環器内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 73 25.44 17.33 13.70% 85.47  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1-なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 10.67 9.59 16.67%

81.77

 
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患、経皮的冠動脈形成術等 手術・処置1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 27 4.22 4.18 0.00%

70.67

 
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし手術・処置等1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 4.31 5.64 6.25% 72.06  
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 23.75 17.94 12.50% 87.06  

循環器内科では心不全の入院が最も多く、平均年齢は約85歳と高齢のため、介護サービスの導入や調整に時間がかかることも多く、平均在院日数も約1ヶ月と長くなっています。その他、徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み術・交換術、心臓カテーテル検査や冠動脈形成術(ステント治療、風船療法)や頻脈性不整脈に対する薬物治療・電気的除細動での目的入院も多くなっています。

小児科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 23 1.00 2.10 0.00% 3.70  
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 20 5.70 5.61 5.00% 5.50  
050200xxxxxxxx 循環器疾患(その他) 15 4.73 7.71 0.00% 12.67  
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)  13 4.62 6.22 0.00% 3.00  
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。)副傷病なし 12 6.25 8.02 0.00% 1.50  

小児科では食物アレルギーや起立性調節障害の検査や教育に伴う入院数が多くなっています。また、肺炎や気管支炎などの気道感染、その他の感染症による入院数が多くなっています。

外科

 
DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
060160x001xxxx

鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等

36 5.97 4.54 2.78% 73.78  
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 7.23 7.05 0.00% 66.36  
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等  16 5.63 2.66 0.00% 73.19  
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等  16 6.69 5.99 0.00% 68.19  
060210xx9700xx ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし  13 22.08 14.13 7.69% 74.08  

外科で扱う症例は、鼠径ヘルニア、胆のう結石、乳がん、結腸が多い状態です。治療方針・術式は、外科・消化器内科のカンファレンスで検討した上で決定していきます。胆のう摘出術はほとんど全てが腹腔鏡手術で行っています。クリニカルパスという入院中の計画表を用いて標準化した術後管理を行うことで、乳房切除術は術後約2週間、鼠径ヘルニア・下肢静脈瘤・胆のう摘出術は1週間以内で退院が可能です。高齢者の方はなるべく早く自宅での生活が可能なように術後リハビリテーションや環境整備を行って退院していただいています。

整形外科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 102 58.85 25.29 16.67% 84.76  
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 61 50.31 19.16 9.84% 85.21  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 40 45.20 21.38 0.00% 75.25  
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 27 15.85 5.95 7.41% 68.44  
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足) その他等 22 36.82 17.84 0.00% 62.59  

当科での対象疾患は大腿骨近位部骨折、腰椎圧迫骨折などご高齢の方に多い骨折、変形性関節症に対する人工関節置換などが上位を占めています。当院では回復期病棟を有していることから、自宅退院が可能となるまでリハビリを行うことができ、必要があれば介護保険申請や自宅改修などの退院調整を行っているため平均在院日数は長くなっています。

 

皮膚科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 33 18.27 12.98 6.06% 68.67  
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし - - 2.63 - -  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 6.92 - -  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 9.33 - -  
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし - - 28.94 - -  

皮膚科では皮膚の感染症である膿皮症での入院加療を最も多く行っております。次いで詳細不明の損傷等、皮膚の悪性腫瘍、帯状疱疹、水疱症が続いています。その他に自己免疫疾患、アレルギー性疾患である中毒疹、褥瘡による入院など幅広く診療を行っております。                                                                       ※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

泌尿器科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 副傷病なし 119 3.56 7.30 29.41% 83.05  
110420xx02xxxx 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 59 2.83 4.07 11.86% 82.47  
11080xxx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 50 3.14 2.45 0.00% 72.54  
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2-2あり 副傷病なし 39 8.26 6.63 0.00% 75.13  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 34 21.00 13.66 11.76% 79.62  

泌尿器科では、上部尿路疾患(尿管結石、結石性腎盂腎炎等)の手術ありの症例が最も多くなっています。次に多いのは水腎症の尿管ステント留置術による症例で、在院日数は3日と短くなっています。前立腺がんや膀胱がんに対しての手術ありの症例も多くなっています。当センターには、健康管理センターも併設され、前立腺癌検査(PSA)にて高値を指摘された患者様の前立腺生検の症例が増加傾向にあります。

眼科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 161 2.00 2.49 0.00% 76.62  

020250xx97xxxx

結膜の障害 その他の手術あり  -  -  2.81  -  -  

020110xx97xxx1

白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼  -  -  4.29  -  -  

眼科では、白内障の手術の症例が最も多く、在院日数2日で最も短い在院日数となっています。当センターでは熊本大学からの派遣による非常勤医師により診療が行われています。白内障とは、眼の中にある水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。水晶体が混濁すると、ものが見えにくい、眼がかすむ、まぶしい、ものがだぶってみえるなど様々な症状がでます。水晶体が混濁する原因は加齢や糖尿病、外傷、薬剤性などがあります。                                                                                          ※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

消化器内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 59 18.15 8.88 5.08% 78.37  
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 59 2.12 2.57 0.00% 69.59  
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17 13.29 9.08 0.00% 78.94  
060130xx9700xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) その他の手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 26.25 11.07 25.00% 80.33  
06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 10 14.30 11.52 0.00% 75.30  

消化器内科では総胆管結石や腫瘍による胆管炎の症例が1番多くなっております。こちらは基本的に内視鏡を使って胆管ステントを留置する胆管ドレナージを行っています。2番目は小腸・大腸の良性腫瘍に対する内視鏡治療となっています。腫瘍の種類や大きさによって治療法が異なっております。また、今回の集計では対象外となっておりますが、日帰りと1泊の大腸ポリープの治療は年間250例ほど行っております。

脳神経外科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 12.91 9.83 4.35% 81.39  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 19 65.84 18.68 10.53% 73.00  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 12 18.00 7.99 16.67% 69.25  
010200xx99x00x 水頭症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 4.00 6.44 0.00% 79.30  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等なし 副傷病なし - - 6.89 - -  

脳神経外科では、頭蓋・頭蓋内損傷、非外傷性頭蓋内出血の症例が多くなっており、当地域の人口の超高齢化を反映しているものと思われます。また、水頭症 手術・処置なしの症例が多く、これは積極的に水頭症の検査を行っているからです。平均在院日数が全国平均より長いのは、回復期リハビリテーションの期間を含めているからです。                                      ※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

脳神経内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-2あり 副傷病なし 73 37.67 16.94 16.44% 77.08  
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 41 43.95 16.89 14.63% 75.00  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 25.29 6.89 21.43% 66.00  
010060xx99x50x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-2あり 副傷病あり 12 11.50 18.52 66.67% 77.92  
010060xx99x21x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-2あり 副傷病あり - - 30.25 - -  

脳神経内科は、一過性脳虚血発作を含む脳血管障害の症例が6-7割を占めています。その他神経救急疾患から慢性疾患まで幅広く対応しております。平均在院日数が全国平均より長いのは、当センター内でリハビリテーションを行い、ADLの向上が確認できてから退院するためです。※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

代謝内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 21.36 13.07 0.00% 64.09  
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 11 23.73 9.83 27.27% 740.9  
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2-1あり - - 13.77 - -  
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 - - 12.10 - -  
100392xx99xxxx カルシウム代謝障害 手術なし - - 13.79 - -  

糖尿病・内分泌センター(代謝内科)は、水俣・芦北地区から鹿児島県の出水・阿久根・伊佐・長島にわたる多くの地域からの患者様を受け入れています。現在、血糖コントロールや合併症精査を目的とした糖尿病の患者様の入院症例が最も多くなっています。当センターでは、「糖尿病入院パス」を用いて、すべての入院患者様にきめ細やかな検査、指導が行えるように努めています。専門医や糖尿病認定看護師に加え、(日本糖尿病療養指導士・熊本地域糖尿病療養指導士等)専門的な知識をもった管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、作業療法士、歯科衛生士といった様々な職種を含むチーム医療によって、糖尿病をはじめ高血圧症、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病の治療に取り組んでいます。さらに糖尿病性ケトアシドーシスのような急性合併症にも対応しています。また、低ナトリウム血症や低カリウム血症、高カルシウム血症などの電解質異常の患者様も増加してきています。電解質輸液や内服等による治療、原因の精査等を行っています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

指標3 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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   再発 病期分類基準※ 版数
stageⅠstageⅡstageⅢstageⅣ不明
胃癌 - - - - - 17 1 8
大腸癌 - - - - - 13 1 8
乳癌 - 10 - - - - 1 8
肺癌 - - - 27 11 77 1 8
肝癌 - - - - - 10 1 8

※1:UICC TNM分類,2:癌取り扱い規約

がんは、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって、Ⅰ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類発症されます。
「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、当院・他院を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者様を診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
治療は手術、化学療法、放射線治療が治療の柱となり、がんの種類と進行度によって治療法は異なります。初期のがんは手術のみの治療が多く、入院回数も1回の場合が多いですが、進行しているがんは化学療法が治療の主体となり、入退院を繰り返すため、件数として多くなっています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

 

指標4 成人市中肺炎の重症度別患者数等

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 患者数平均在院日数平均年齢
軽症 - - -
中等症 22 34.36 77.55
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

成人(18歳以上)の肺炎の患者様について重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。軽症(外来治療)、中等症(外来または入院治療)、重症(入院治療)、超重症(入院治療かつ集中治療)に分類されます。
当センターでは中等症の患者様が多い結果となりました。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

 

指標5 脳梗塞の患者数等

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発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内 114 45.96 76.89 19.35
その他 41 40.56 76.98 3.23
脳梗塞の患者さんのうち約7割の方が発症日から3日以内に入院し、治療をうけています。また、平均年齢も77.97歳となっており、後期高齢者の方が多くなっています。当センター内でリハビリを行い、日常生活動作ができるか確認し、また必要であれば介護保険を利用してサービスの調整を行ってから退院していただくため、平均在院日数は長めとなっています。

指標6 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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循環器内科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 28 0.21 13.46 3.57% 69.57  
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 17 2.47 8.12 5.88% 79.24  
K597-2 ペースメーカー交換術 16 1.25 5.50 18.75% 83.50  
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 10 3.80 3.00 10.00% 78.10  
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの - - - - -  

循環器内科では狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術(ステント治療・風船治療)などカテーテル治療が多くなっています。これは手や足の動脈から心臓まで☆細い管(カテーテル)を通して血管の狭窄部分を治療する方法で、病状によって緊急で行ったり、全身状態を整えて待機的に行うなど様々なタイミングで行っています。次いで徐脈性不整脈に対して行う新規のペースメーカー移植術、ペースメーカーの電池消耗に対してのペースメーカー電池交換術が多くなっています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

 

外科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 37 0.81 5.19 0.00% 66.92  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 32 1.03 3.84 3.13% 72.91  
K6171 下肢静脈瘤手術 抜去切除術 14 1.21 3.64 0.00% 74.64  
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの 10 0.30 12.30 10.00% 64.50  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 10 3.70 31.20 0.00% 74.00  

外科では、腹腔鏡下胆のう摘出術が最も多く、胆石症、胆のうポリープや胆のう炎における標準的な治療法です。傷口が大きい開腹手術と比較すると、傷が小さく細菌感染が少ないことがメリットとなっています。1~2㎝程度の切開創からカメラをお腹の中に挿入し、炭酸ガスでお腹を膨らまし、テレビモニターを見ながら鉗子という特殊な器具を使用し手術を行います。術後の翌日から通常通りの日常生活を送ることができ、入院期間は5~7日程度となっています。上記手術はいずれも、クリニカルパスという入院中の計画表を用いて標準化した術後管理を行っています。

整形外科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 81 2.88 50.25 14.81% 81.85  
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 71 2.59 43.69 1.41% 73.15  
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 53 2.02 23.43 7.55% 66.21  
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 40 4.13 53.65 15.00% 85.63  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿   12 0.75 6.08 0.00% 49.00  

当科での手術はご高齢の方に多い大腿骨近位部骨折に対する手術や変形性関節症に対する人工関節置換術などが上位を占めています。大腿骨近位部骨折に対しては骨折部位や骨折形態に応じて骨接合、人工骨頭置換などの手術を行っています。人工関節に関しては、股関節、膝関節、肩関節などの関節置換を行っており、膝関節に関しては骨切り術、単関節置換、全関節置換など、肩関節に関してはリバース型人工関節置換など症例に応じて手術を行っています。

泌尿器科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 194 0.16 3.94 23.20% 82.63  
K8036ィ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの  49 1.04 6.69 0.00% 76.02  
K797 膀胱内凝血除去術 - - - - -  
K6121ィ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの - - - - -  
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -  

泌尿器科では、尿路結石嵌頓に対しての経尿道的尿管ステント留置術が最も多く、次に膀胱癌に対しての経尿道的膀胱悪性腫瘍手術。3番目に膀胱内凝血除去術となっています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

 

眼科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ㇿ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 162 0.00 1.00 0.00% 76.69  
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) - -  
K2822 水晶体再建術 眼内レンズを挿入しない場合  - - - - -  
               
               

眼科では、白内障に対する水晶体再建術が最も多く、術後日数1日で最も短い在院日数となっています。当センターでは熊本大学からの派遣による非常勤医師によって手術を実施しています。白内障の手術は以前に比べ短い時間で安全にできるようになりました。手術は濁った水晶体を超音波で取り除き、代わりに眼内レンズを入れます。手術後は眼鏡等で視力を矯正することがあります。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

消化器内科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 63 3.02 14.75 6.35% 78.38  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 44 0.05 1.14 0.00% 72.09  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 直径2センチメートル以上 18 0.11 1.61 0.00% 64.17  
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 11 0.73  10.55 0.00% 68.00  
K654 内視鏡的消化管止血術  11 0.55 13.64 9.09% 75.82  

消化器内科では、内視鏡的胆道ステント留置術が1番多くなっています。上記しましたように、総胆管結石や腫瘍による胆管炎に対する治療として行っています。5番目は内視鏡的消化管止血術となっており、出血性胃・十二指腸潰瘍や大腸憩室などの止血が主な内容です。当院では内視鏡治療(特に食道・胃・十二指腸・大腸の早期癌)を積極的に行っており、また、カプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡がありますので、小腸の検査・治療も行うことが可能です。

脳神経外科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 24 0.21 16.63

8.33%

82.25  
K1742 水頭症手術 シャント手術 - - - - -  
K190-5 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ薬剤再充填 - - - - -  
K164-5 内視鏡下脳内血種除去術 - - - - -  
K1643 頭蓋内血種除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの - - - - -  

 脳神経外科では、慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術が最も多くなっています。慢性硬膜下血腫とは、慢性的に硬膜下に血腫が貯留してくる疾患で、高齢者に多くみられます。軽微な頭部打撲などの外傷が誘因となる、外傷性疾患と考えられています。
次に多いのは、水頭症に対するシャント手術となります。当院では治療可能な認知症のひとつとされている特発性正常圧水頭症の診断・治療に力を入れており、そのために年々手術件数が増加しています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

指標7 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一 - -
異なる - -
180010敗血症同一 - -
異なる - -
180035その他の真菌感染症同一 - -
異なる - -
180040手術・処置等の合併症同一 - -
異なる - -

手術・処置等の合併症の内訳
・透析シャント関連           3件
・人工関節関連(ゆるみ、破損、脱臼)    2件
・吻合部狭窄              1件
・術後創部感染             1件
・気胸                 1件
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

 

医療の質指標

指標1 リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母)  分母のうち肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子)  リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 
 445  345  77.53%

肺血栓塞栓症とは、肺動脈に血の塊(血栓)が突然詰まる病気です。当院では弾性ストッキングやフットポンプ、抗血栓剤の投与を行い対策を行っております。
令和6年度は約8割の患者で予防対策を実施しています。

指標2 血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母)  血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子)  血液培養2セット実施率
 666 519 77.93%

病原体は血液中にばらついて存在することがあり、血液培養検査1セットの検査では検出感度が限られてしまうので2セット以上行うことが推奨されている。
令和6年度は約8割の患者で血液培養2セット実施し診断精度を高めています。

指標3 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトル抗菌薬が処方された退院患者数(分母)  分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養道程検査が実施された患者数(分子)  広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
 157 124 78.98%

不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みを行っております。
令和6年度は約8割の患者で広域スペクトルの抗菌薬使用時の細菌培養を実施し適切な使用に努めています。

指標4 転倒・転落発生率

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退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母)  退院患者に発生した転倒・転落件数(分子)  転倒・転落発生率
 84,477 248 2.94‰

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。当院では転倒・転落発生リスクを評価し、転倒による傷害予防を行っております。
令和6年度は約3‰の患者で転倒・転落事故が発生しており、件数を少しでも抑えられるように努力しています。

指標5 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

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退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母)  退院患者に発生したインシデント影響度
分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) 
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
 84,477 10 0.12‰

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。インシデント影響度分類レベル3b以上とは損傷レベルの高いもの(手術や大きな処置を必要とする)を指します。
令和6年度は約0.1‰の患者でインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落事故が発生しており、件数を少しでも抑えられるように努力しています。

指標6 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

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全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母) 
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子) 
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
 384 378 98.44%

現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
令和6年度は約98%の患者に手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬を投与しています。

指標7 d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

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退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母) 
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子) 
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
 80,978 41 0.05%

褥瘡は患者のQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。
そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つにとらえられ、1998年からは診療報酬にも反映されています。
令和6年度は約0.05%の患者でd2(真皮までの損傷)以上の褥瘡が発生しています。

指標8 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

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65歳以上の退院患者数(分母)  分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子) 
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
 2,600 2,102 80.85%

早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
令和6年度は約8割の患者で入院早期の栄養アセスメントを実施しています。

指標9 身体的拘束の実施率

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退院患者の在院日数の総和
(分母) 
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子) 
身体的拘束の実施率
 64,207 4,216 6.57%

身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
患者の安全を守りつつも身体的拘束をしない看護が実践できるように取り組んで行きます。
令和6年度は約7%の患者で身体的拘束を実施しています。

更新履歴  2025/9/30   令和6年度(2024年度)版病院指標を公開しました。
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