整形外科は７名の常勤医で診療を行っています。整形外科の対象となる疾患は、外傷（骨折・脱臼，腱断裂など）、変形性関節症、脊椎疾患（椎間板ヘルニア，脊柱管狭窄症など）、炎症性疾患（関節リウマチ、腱鞘炎、肩関節周囲炎など）や絞扼性末梢神経障害（手根管症候群，肘部管症候群など）をはじめ、多岐にわたります。
　整形外科とはいっても、多くはすぐに手術ではなく保存的治療の対象となります。変性疾患や炎症性疾患をはじめ、骨折などの外傷でも保存的に治療が可能な場合も多くあります。しかし中には手遅れにならないうちに手術をした方が良い場合もありますので、適切な治療法をわかりやすく説明し、安全な手術を提供できるように心がけています。
　当科で行っている主な手術は、骨折全般、変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術（全置換、単顆置換）や高位脛骨骨切り術、膝半月板損傷に対する関節鏡手術、変形性股関節症に対する人工股関節置換術、神経・腱・血管に対する微小外科を含む手外科手術、肩腱板断裂に対する修復術、変形性肩関節症に対するリバース型人工肩関節置換術などです。
　なお、人工膝関節置換術においては、症例に応じてナビゲーションの使用やオーダーメイド人工膝関節（PSI＝Patient Specific Instrument）を用いた手術を行っております。また、人工股関節置換術においては、筋肉や腱の損傷を最小限にする低侵襲アプローチによる手術を行っております。
　整形外科疾患に関するご質問・ご相談などございましたら、整形外科外来までお気軽にお問い合わせください。

人工膝全置換術術前

人工膝全置換術術後

人工膝単顆置換術術前

人工膝単顆置換術術後

高位脛骨骨切り術術前

高位脛骨骨切り術術後

変形性肩関節症

リバース型人工肩関節置換術術後