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紫外線照射装置を救急外来発熱患者用ブースに導入しました。

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救急外来発熱患者用ブースに紫外線照射装置を設置しました。患者皆さんに安心して受診していただけるよう間整備に努めることを目的として、本機器を導入したものです。この記事では、本機器のご紹介をはじめ、設置した目的とそれによる効果について取り上げています。

 

紫外線照射装置とは

紫外線照射装置とは、一般的に知られる紫外線とは異なり人体に影響の少ない種類の紫外線を照射することで、ウイルスを不活性化する装置です。新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、患者さんにお待ちいただく間に紫外線を浴びていただくことで、当院スタッフへの感染リスクを減らすことが期待されます。ブース内でお待ちいただく間は本機器からの紫外線を照射していただくことになりますが、目安としては2分~3分を想定しています。

 

設置の目的

当院は地域中核病院であると同時に、感染症指定医療機関でもあります。新型コロナウイルス感染を心配される患者さんが連日受診されています。平日の日中に受診されると発熱外来にご案内しているのですが、夕方以降や土日祝日となると救急外来内の発熱患者専用ブースにご案内しています。今後本機器を拡充していく予定ですが、まずは発熱外来が閉じている時間に安心して受診していただけるように、受診環境を整備する目的で、初めに導入したものです。

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期待される効果

本機器からは、人体に影響の少ない波長222nmの紫外線が発生されます。紫外線によりウイルスや細菌を不活性化する効果が確認されています。また、広島大学の研究グループにより実施された照射実験により、新型コロナウイルスの不活性化も確認されたことから、新型コロナウイルスに対しても効果があるものと期待されています。

一方で紫外線の影響が心配されるのが皮膚と眼球ですが、222nmの波長は皮膚内部まで紫外線が浸透せず、また眼球への影響も角膜が222nmを吸収することから白内障を引き起こさないとされています。

 

まとめ:より安心して受診してもらうために

新型コロナウイルス感染症を疑う患者さんが受診された際に、当院は患者さんも職員も安心して検査ができる環境を整備していきます。今回は救急外来の一区画に設置しているものですが、今後も継続して環境整備に努めていきます。当院をご利用いただく皆さんが安心して受診できるよう努めていきます。ご心配なことがありましたら、どうぞお気兼ねなく当院までお尋ねください。

 

国保水俣市立総合医療センター

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