活動報告
「熊本地震」ボランティア活動に行ってきました
4月23日・24日ボランティア活動のため益城町を訪問しました。
水俣を7時に出発し、熊大病院・県立大学・中央病院の西田先生方と合流して益城町保健センター・ 広安小学校・ 益城総合体育館他2ヶ所の避難所を巡回。血糖測定・健康相談・ 療養相談を行いました。
「薬だけ処方してもらったが血糖測定していないので心配。」「炭水化物ばかりとっていて野菜が不足している。」「いつもより食べ過ぎだと思う。」「薬を3日間飲んでない。」「震災後インスリン注射をしていない。」など被災者から色々な相談が寄せられました。また、血糖測定器を家から持ち出せなかったので、測定ができないという方もいらっしゃったので、あらかじめ準備してきた測定器と、血糖測定に関する物品(アルコール綿・穿刺針・ SMBG手帳・グルコレスキュー) を渡しました。
益城総合体育館は、まだ慌ただしく収容人も多く、通路に段ボールを敷いたり毛布のにくるまって休む人たちであふれ返り、 訪問しても指導する場所がありませんでした。
そこで、1人ずつ声かけして回ってよいか責任者に尋ねると、「今はプラ イバシーも何もない状況。精神的にも不安定な状況なので、小さな声でお願いします。」と言われ、この厳しい状況の中、やりたいだけ、自分がしたいことをやってはいけないのだと思い知らされました。その他、血糖値測定に必要な備品が不足したこともあり、ボランティア活動にはもっと準備と覚悟が必要だと痛感しました。
以上のように自分の力不足を感じたり、ボランティア活動の難しさを実感したり、様々な思いが残った2日間でしたが、実際に現場で活動したからこそ次に活かせる良い経験ができたと思います。また、一緒に活動した熊大病院の先生から「水俣の精神は素晴らしい。活動も準備も素晴らしい」とお褒めを頂き、新たな意欲も沸きました。
被災された地域で頑張っている皆さんのために、私たちができることはきっとあるはずだと思います。 それを行動に移したい方は、私達と一緒に取り組みましょう!
第2回水俣芦北糖尿病療養指導士会スキルアップセミナーのご報告
第2回水俣芦北糖尿病療養指導士スキルアップセミナー
日時 | 平成27年10月17日(土) 15時00分〜17時30分 |
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場所 | 水俣市立総合医療センター 5階会議室 |
内容 |
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参加者
検査技師 | 4名 | 理学療養士 | 1名 |
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管理栄養士・栄養士 | 6名 | 薬剤師 | 7名 |
看護師 | 9名 | 助産師 | 1名 |
ファシリテーター | 医師5名・看護師4名・薬剤師2名検査技師2名・管理栄養士2名 |
報告
医療センター薬剤師より外来患者の服薬指導で、なかなか昼食後の服薬が出来ない患者と関わり、その対策を医師も含め検討したことで血糖コントロールが改善した事例や、また服薬時間が食前や食後にと複雑になっていて確実にできていない患者に対し、薬剤の見直を行い服薬方法や時間を統一したことでアドヒヤランスが改善した事例などの報告がありました。
その他、インスリン注射やGLP-1など新薬が発売され、その紹介と注意点の説明がありました。
各職種の問題点は、施設で抱えてる問題に違いがある現状を知る機会になりました。今後連携をしながら各々の施設でできることからはじめていくことが大切だと話合いました。
プレゼンテーションでは、藤澤先生のレクチャー後、グループ毎に例題に沿ってグラフや表など作成しました。出来上がったスライドを発表してもらいましたが、短時間で作成したとは思えない程上出来でした。皆楽しみながら取り組めて良い経験になったのではないかと思いました。皆様 大変お疲れさまでした。
文責 水本千代子