水俣芦北糖尿病療養士会

Minamata Ashikita Diabetes Educator

活動報告

5年ぶりに、コスモス会ウォークを開催しました!

2024年11月23日(土)に『コスモス会ウォーク2024』を5年ぶりに開催しました。

当初、4月の予定でしたが、雨天延期となっておりました。

当日は、少し肌寒かったのですが、時間とともに気温もあがり、気持ちの良い秋晴れとなりました。

今年のコスモス会ウォークは、エコパーク水俣の外周約3キロのースを参加者12名、医療スタッフ15名が一緒に歩きました。

スタート前に、血糖値と血圧を測定、準備運動を行ってからスタートしました。

途中、休憩を取り、医療スタッフが考えた糖尿病に関するクイズを解きながら、ゴールを目指しました。

ウォーク中には、日頃の運動に関する話など、診察室ではなかなか出来ない話が出来て、参加者と医療スタッフとの距離が縮まったように感じました。

ゴール後も血糖値と血圧を測定し、クイズの正解数の上位3名への表彰がありました。

参加者からは、「気持ち良かった」「楽しかった」「また参加したい」などのご意見をたくさん頂きました。来年もご参加をお待ちしております。

ウォーク1 ウォーク2

 

ウォーク3 ウォーク4

 

あしきた健康フェアに参加してきました

2024年11月17日(日)に芦北町のきずなの里にて『あしきた健康フェア』が開催され、当院から医師1名、看護師2名、管理栄養士1名、臨床検査技師1名の5名がスタッフとして参加してきました。

当院のスタッフは、手指による血糖測定や糖尿病に関する相談、栄養相談を行いました。

他にも、ポスターやパンフレットによる糖尿病に関する啓発活動も併せて行いました。

多くの方にブースに寄っていただき、血糖測定は、80名あまり施行しました。

「指からの血糖測定は初めてだったが痛くなかった」「糖尿病ってなんとなく知っていたけれど、詳しく知らなかった」「栄養士さんに食事のことを聞けて良かった」「境界型と言われ、不安に思っていたが先生に相談でき、詳しく話を聞くことができて安心した」などの声が聞けて、地域の皆様に少しでも糖尿病について興味をもってもらえたのではないかと感じました。

あしきた健康フェア1 あしきた健康フェア2

 

2024年度糖尿病週間のイベントを行いました

11月14日は、世界糖尿病デーであり、インスリンを発見したフレデリック・バンティング博士の誕生日に当たります。

世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられます。これは、糖尿病に関する国連決議された翌年の2007年から使われるシンボルマークです。国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインしています。

今年は、11月11日(月)~17日(日)が全国糖尿病週間となっており、全国各地で一般の方向けの講演会や健康相談などの広報活動を実施しています。

今年のテーマは「みんなで正しく理解しよう『ダイアベティス』」でした。
ダイアベティスは、2023年9月22日に日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が糖尿病の新しい呼称として提案した言葉です。
なぜ、ダイアベティスと名称変更を提案したのでしょうか?それは、糖尿病の名前の由来を知っておく必要があります。

今から100年以上も前に、尿から糖が出ていることが分かっており、『密尿症』、『甘血』、『糖血病』など様々な名前で呼ばれていましたが、1907年の内科学会講演会が契機となって『糖尿病』にと統一され、現在に至ります。

しかしながら、現在の医学において『糖尿病』という名称は病態を正しく反映していない、『尿』と排泄物の名前が入るとネガティブなイメージにつながるなどの様々な理由が挙げられます。

そのような糖尿病に対するスティグマ(否定的なイメージをレッテル貼りし、社会から分断して不利益や差別を被らせること)を払拭するためのアドボカシー活動の一環で、名称変更の議論が2022年頃からはじまり、様々な名称の候補がありましたが、世界共通語の『ダイアベティス』への名称変更の提案につながりました。

当院では、11月1日に1階ロビーにてブルーサークル点灯式、11日、12日、14日は、糖尿病に関するポスター掲示や健康相談、食事などの栄養相談、糖尿病相談、血糖測定などを行いました。また、特別講演会として、看護師、管理栄養士、薬剤師、代謝内科医師からの糖尿病に関する講演を行い、多くの方にご参加いただきました。

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糖尿病週間3 糖尿病週間4

 

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2023年度水俣芦北糖尿病療養支援スキルアップ研修会を行いました

2024年3月13日に「2023年度水俣芦北糖尿病療養支援スキルアップ研修会」を行いました

本研修会は、4年ぶりで、会場とオンラインのハイブリッドで開催しました。

まず、当院の本田糖尿病看護認定看護師から『糖尿病のスティグマとは~偏見のない支援を考える~』というテーマでミニレクチャーがありました。

スティグマとは、特定の属性に対して刻まれる『負の烙印』という意味です。ミニレクチャーの後は、『糖尿病をもつ人のスティグマについて感じたこと』、『偏見のない支援を行うために、やってみようと思うこと』について、グループディスカッションを行い、各グループで話し合ったことを共有しました。

「患者さんから、社会的スティグマを感じていると聞いたことがある」という声が多く挙がり、「自分自身も患者さんにスティグマを感じさせているのではないか」という意見などもありました。偏見のない支援を行うためには、糖尿病に関する正しい情報の広報活動や医療従事者がスティグマに関する知識を得ることが必要などの意見が挙がりました。

今回の研修は、ミニレクチャーでスティグマに関する知識を得、グループディスカッションで、他の医療スタッフの意見を聞く良い機会となり、スティグマに対する意識が高まったと感じました。

 

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令和5年度 糖尿病週間行事の紹介

11月14日は、世界糖尿病デーでした。

この日は、インスリンを発見した バンティング博士の誕生日で、毎年世界各国で糖尿病啓発キャンペーンが行われています。

世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議された
翌年の2007年から使われるシンボルマークです。
国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインしています。

日本では、今年11月12日~18日が全国糖尿病週間で、今年のテーマは、「アドボカシー  ~偏見にNo!~」でした。

当院では、11月13日に1階ロビーにてブルーサークル点灯式、14日~16日に正面玄関に糖尿病に関するポスター掲示やロビーでの健康相談、食事などの栄養相談、運動指導、血糖測定を行いました。

また、特別講演会として、臨床検査技師、理学療法士、管理栄養士、歯科医師からの講演を開催しました。

 

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「熊本地震」ボランティア活動に行ってきました

4月23日・24日ボランティア活動のため益城町を訪問しました。

水俣を7時に出発し、熊大病院・県立大学・中央病院の西田先生方と合流して益城町保健センター・ 広安小学校・ 益城総合体育館他2ヶ所の避難所を巡回。血糖測定・健康相談・ 療養相談を行いました。
「薬だけ処方してもらったが血糖測定していないので心配。」「炭水化物ばかりとっていて野菜が不足している。」「いつもより食べ過ぎだと思う。」「薬を3日間飲んでない。」「震災後インスリン注射をしていない。」など被災者から色々な相談が寄せられました。また、血糖測定器を家から持ち出せなかったので、測定ができないという方もいらっしゃったので、あらかじめ準備してきた測定器と、血糖測定に関する物品(アルコール綿・穿刺針・ SMBG手帳・グルコレスキュー) を渡しました。

益城総合体育館は、まだ慌ただしく収容人も多く、通路に段ボールを敷いたり毛布のにくるまって休む人たちであふれ返り、 訪問しても指導する場所がありませんでした。
そこで、1人ずつ声かけして回ってよいか責任者に尋ねると、「今はプラ イバシーも何もない状況。精神的にも不安定な状況なので、小さな声でお願いします。」と言われ、この厳しい状況の中、やりたいだけ、自分がしたいことをやってはいけないのだと思い知らされました。その他、血糖値測定に必要な備品が不足したこともあり、ボランティア活動にはもっと準備と覚悟が必要だと痛感しました。

以上のように自分の力不足を感じたり、ボランティア活動の難しさを実感したり、様々な思いが残った2日間でしたが、実際に現場で活動したからこそ次に活かせる良い経験ができたと思います。また、一緒に活動した熊大病院の先生から「水俣の精神は素晴らしい。活動も準備も素晴らしい」とお褒めを頂き、新たな意欲も沸きました。

被災された地域で頑張っている皆さんのために、私たちができることはきっとあるはずだと思います。 それを行動に移したい方は、私達と一緒に取り組みましょう!

 

「熊本地震」ボランティア活動

「熊本地震」ボランティア活動

 

第2回水俣芦北糖尿病療養指導士会スキルアップセミナーのご報告

第2回水俣芦北糖尿病療養指導士スキルアップセミナー

日時 平成27年10月17日(土) 15時00分〜17時30分
場所 水俣市立総合医療センター 5階会議室
内容
  1. 各施設での療養指導報告(医療センター薬剤師)
  2. 各職種で今考える問題点(グループワーク)
  3. プレゼンテーションの作成法(パワーポイントの演習)

参加者

検査技師 4名 理学療養士 1名
管理栄養士・栄養士 6名 薬剤師 7名
看護師 9名 助産師 1名
ファシリテーター 医師5名・看護師4名・薬剤師2名検査技師2名・管理栄養士2名

報告

医療センター薬剤師より外来患者の服薬指導で、なかなか昼食後の服薬が出来ない患者と関わり、その対策を医師も含め検討したことで血糖コントロールが改善した事例や、また服薬時間が食前や食後にと複雑になっていて確実にできていない患者に対し、薬剤の見直を行い服薬方法や時間を統一したことでアドヒヤランスが改善した事例などの報告がありました。
その他、インスリン注射やGLP-1など新薬が発売され、その紹介と注意点の説明がありました。
各職種の問題点は、施設で抱えてる問題に違いがある現状を知る機会になりました。今後連携をしながら各々の施設でできることからはじめていくことが大切だと話合いました。
プレゼンテーションでは、藤澤先生のレクチャー後、グループ毎に例題に沿ってグラフや表など作成しました。出来上がったスライドを発表してもらいましたが、短時間で作成したとは思えない程上出来でした。皆楽しみながら取り組めて良い経験になったのではないかと思いました。皆様 大変お疲れさまでした。

文責 水本千代子

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