お役立ち情報

「熊本地震」ボランティア活動報告と災害対策

2016年4月から5月にかけて、当院の糖尿病チーム医療メンバーは、熊本地震の避難所となっている益城町保健センターや益城総合体育館など数カ所を巡回し、血糖測定、健康相談、療養相談を行いました。避難所では、予期せぬ地震と避難生活、また薬やインスリン注射、血糖測定器などを持ち出せなかったことで、糖尿病患者さんが大きな不安を抱えながら生活しておられました。“災害はいつ起こるかわからない。平常時にこそ災害に備えておく”ことの重要性を実感しました。医薬品だけでなく、食料品やコロナ感染予防物品を、すぐに持ち出せるよう日頃から準備しておきましょう。

コロナ禍で、糖尿病患者さんに必要な準備品のリストを作成しました。よろしければ、参考にされてください。

表１　ウィズ・コロナ時代の非常用物品リスト

糖尿病用医療品	救急箱	生活用品
注射製剤、消毒綿、針入れ	常備薬	貴重品（現金、通帳）
経口薬	手指消毒液	懐中電灯、電池
血糖自己測定器（CGM・FGMも）、交換用の電池や充電器、自己管理ノート	絆創膏	携帯電話、充電器（電池式）
低血糖用の補食	体温計	携帯用ラジオ
糖尿病連携手帳	マスク	飲料水
お薬手帳	アルコールを含む除菌シート	非常食
保険証	ゴム手袋	着替え、靴下、弾性ストッキング
血圧手帳	-	室内履き
-	-	ティッシュ、ウエットティッシュ
-	-	手指消毒液、ハンドソープ
-	-	歯磨きセット、マウスウォッシュ
-	-	ビニール袋
-	-	予備の眼鏡
-	-	洗面用具、タオル
-	-	簡易トイレ、トイレットペーパー
-	-	生理用品
-	-	メモ、筆記具
-	-	軍手