当センターについて

about

令和元年度(2019年度)
国保水俣市立総合医療センター
病院指標

当センターでは、平成28年度より、DPCデータを利用し、全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆様へ情報公開しています。この指標によって、当センターの特徴や急性期医療の現状をご理解いただくことを目的としています。

今回、公開する指標は、令和元年度(平成31年4月~令和2年3月)中に当センターを退院された患者様のデータを対象としています。ただし、DPC包括対象外である公害、労災や自動車自賠責保険・自費等のデータは含まれていません。

DPC(診断群分類別包括制度)とは診断群分類別包括評価方式を参照ください。

病院指標とは、病院の個々の機能や診療の状況を具体的に数値化し、分かりやすく示したものです。当センターは、病院指標を評価、分析することで、今後の医療の質の向上に努めていきます。

※本指標は毎年9月に更新されます。


  1. 指標1 退院患者数
         年齢階級別退院患者数
         
  2. 指標2 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 指標3 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 指標4 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 指標5 脳梗塞の患者数等
  6. 指標6 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. 指標7 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

指標1 退院患者数

年代の患者数は、入院した日の満の年齢を年代別に集計しています。

年齢階級別退院患者数

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年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数 359 96 49 89 166 243 669 1019 963 312

地域医療支援病院である当センターは、地域の中核病院として、0歳代から高齢者まで幅広く医療を提供しています。特に、60歳以上は75%と多く、症状が重症になりやすい高齢者の入院が多い傾向にあります。また、0歳代も多く、小児医療に積極的に取り組み地域の小児医療機関から多くの患者様をご紹介いただいています。

指標2 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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診療科ごとに症例数上位5位までの診断群分類について集計しています。
症例数が9件以下の場合は、症例数から平均年齢まで“-”で表すことになっています。
指標の項目の説明は以下の通りです。

 

  • DPCコード
    診断群分類を表す14桁の数字です。診断群分類は、2桁の主要診断群、4桁の疾患名(患者様の入院時の病名情報)及び、手術・処置等の8桁の数字(患者様の治療方法等)の組み合わせによって、振り分けられ、同じ病名でも、病名情報、治療方法等か異なれば診断群分類(DPCコード)は違ってきます。
  • 名称
    病名に対する治療方法を分類化して表してあります。
  • 平均在院日数(自院)
    当医療センターに入院していた日数(在院日数)の平均値です。
    ※整形外科、脳神経外科、神経内科などでは、回復リハビリ病棟に滞在した場合の在院日数も含まれる場合があるため、平均在院日数(全国)より相当数、長い場合があります。
  • 平均在院日数(全国)
    厚生労働省より公開されている平成29年度の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
    ※外泊があった場合は、その日数は在院日数から引かれています。
  • 転院率
    該当するDPCコードの症例数の内、当医療センターから他の医療機関へ移動して継続入院をした患者様の割合です。
  • 平均年齢
    退院された患者様の平均の年齢です。
  • 患者用パス
    患者様用に用意された、病気毎の検査や治療の過程を入院時から退院までを図式したスケジュール表です。
    患者パスが存在する場合は、そのパスをクリックすることで参照することができます。

呼吸器内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー検査あり 37 2.00 2.03 0.00% 58.84
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術・処置等なし 30 17.17 14.62 10.00% 72.27  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術・処置等なし 19 30.79 20.84 26.32% 84.63  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 18 13.11 9.59 5.56% 73.39  
040040xx99090x 肺の悪性腫瘍 化学療法(オプジーボ、キイトルーダ等)あり 18 11.44 10.20 0.00% 68.06  

当科は、内科的呼吸器疾患全般を対象としています。 入院患者様の疾患の内訳は、1番多いのが睡眠時無呼吸症候群で、睡眠時ポリグラフィー検査を行っております。2番目、4番目、5番目に多いのが肺癌の治療で、化学療法は入院及び外来にて行われております。医師や緩和ケア認定看護師を含む緩和ケアチームを中心とした身体的、精神的苦痛等に対する緩和ケア体制を充実させ治療を提供しています。3番目に多いのが誤嚥性肺炎で、超高齢社会を迎えつつ日本では今後ますます誤嚥性肺炎の割合が高くなることが予想されます。

循環器内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術・処置等なし 79 34.05 17.71 15.19% 85.01  
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査あり 36 3.61 3.01 13.89% 69.86  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等あり 33 4.64 4.40 3.03% 73.58  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 25 13.36 10.80 4.00% 82.36  
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 22 4.50 7.56 0.00% 73.32  

循環器内科では心不全の入院が最も多く、平均年齢は85歳以上と高齢のため、介護サービスの導入や調整に時間がかかることも多く、平均在院日数も全国平均より長くなっています。次いで心臓カテーテル検査や冠動脈形成術(ステント治療、風船療法)での入院が多くなっています。その他徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み術・交換術や頻脈性不整脈に対する薬物治療・電気的除細動での目的入院も多くなっています。

小児科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 70 3.36 5.39 0.00% 3.29  
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 53 5.60 6.19 0.00% 1.15  
0400801199x00x 肺炎等 1歳以上15歳未満 51 5.37 5.69 0.00% 2.41  
050200xx99xxxx 循環器疾患(その他) 起立性調節障害 38 8.05 7.12 0.00% 13.26  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等なし 32 5.19 6.64 0.00% 3.03  

ウイルス性腸炎や気管支炎・肺炎などの感染症による入院が多いものの、起立性調節障害の入院数が多くなっています。検査入院や、体調改善目的の教育入院などをおこなっています。

外科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術あり 34 6.91 4.85 0.00% 72.12  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等あり 30 8.17 7.13 3.33% 60.80  
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤 手術あり 23 6.87 2.78 0.00% 67.04  
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等あり 22 7.23 6.37 0.00% 64.23  
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳房部分切除術等あり 18 14.33 10.34 0.00% 67.00  

当センター外科で扱う症例は、鼠径ヘルニア、胆のう炎、下肢静脈瘤、胆のう結石、乳がんが多い状態です。治療方針・術式は、外科・消化器内科のカンファレンスで検討した上で決定していきます。胆のう摘出術はほとんど全てが腹腔鏡手術で行っています。また鼠径ヘルニア手術についても症例に応じて腹腔鏡手術を選択し、近年件数を増やしています。クリニカルパスという入院中の計画表を用いて標準化した術後管理を行うことで、乳房切除術は術後約2週間、鼠径ヘルニア・下肢静脈瘤・胆のう摘出術は1週間以内で退院が可能です。高齢者の方はなるべく早く自宅での生活が可能なように術後リハビリテーションや環境整備を行って退院していただいています。

整形外科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術あり 96 76.85 25.94 22.92% 83.99  
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷 手術・処置等なし 93 67.04 19.40 8.60% 80.37  
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 55 17.76 5.54 0.00% 68.73  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等あり 43 69.51 23.56 2.33% 77.02  
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等あり 26 53.46 21.53 3.85% 70.46  

整形外科の対象疾患の上位は高齢者の骨折でもある大腿骨近位部骨折、脊椎圧迫骨折となっています。平均在院日数が全国平均より長くなっているのは、当院内でリハビリ加療を行い、日常生活動作が出来るように、また必要であれば介護保険を利用してサービスの調整を行ってから退院していただくため、長くなっています。

産婦人科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 化学療法あり 22 5.86 15.68 0.00% 62.64  
120140xxxxxxxx 流産 11 5.00 2.51 0.00% 31.09  
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 選択的帝王切開等あり - - - - -  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術・処置等なし - - - - -  
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 手術あり - - - - -  

産婦人科では、帝王切開や妊娠早期の出血、切迫流産、流産等、妊娠関係の症例が多くを占めています。通常の分娩は保険請求とはならないため、数には入っておりません。卵巣がんの化学療法ありは入院にてくり返し行うため、件数が多くみえております。子宮筋腫の治療も多く行っております。子宮筋腫は成人女性の約4割は罹患していると云われています。子宮筋腫は良性疾患であることが多く、その存在のみで手術の適応となることはありません。過多月経があり、投薬治療で貧血がなかなか改善しないとか、圧迫感があるとか、不随する症状がある場合に手術を勧めるのが一般的です

皮膚科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等なし 22 15.27 12.55 0.00% 64.00  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等あり 12 8.00 7.90 0.00% 83.58  
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術・処置等なし - - - - -  
100100xx99x1xx 糖尿病足病変 手術なし 局所陰圧閉鎖処置あり - - - - -  
161000x199x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満)手術・処置等なし - - - - -  

皮膚科では皮膚の感染症である膿皮症での入院加療を最も多く行っております。次いで皮膚の悪性腫瘍、外傷、糖尿病性足病変、熱傷の症例が続いています。その他、皮膚の良性腫瘍、アレルギー性疾患である中毒疹、水疱症、帯状疱疹による入院など幅広く診療を行っております。

泌尿器科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患(尿管結石症等) 手術あり 59 6.12 7.38 23.73% 80.00  
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検あり 53 3.60 2.49 0.00% 69.66  
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)あり 43 9.12 7.07 0.00% 76.37  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 化学療法あり 35 12.14 10.65 0.00% 77.94  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術・処置等なし 33 23.18 12.58 3.03% 78.52  

泌尿器科では、上部尿路疾患(尿管結石、結石性腎盂腎炎等)の手術ありの症例が最も多くなっています。次に多いのは前立腺の悪性腫瘍疑いの症例で、在院日数は3日と短くなっています。当センターには、健康管理センターも併設され、前立腺癌検査(PSA)にて高値を指摘された患者様の前立腺生検の症例が増加傾向にあります。次に、膀胱癌に対しての手術あり、膀胱癌の化学療法目的入院、尿路感染症に対しての入院加療を行っています。

眼科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 99 2.00 2.78 0.00% 76.13  

眼科では、白内障の手術の症例が最も多く、在院日数2日で最も短い在院日数となっています。次に、結膜の障害となっています。当センターでは、令和元年度より常勤医師と毎週水曜日に熊本大学からの派遣による非常勤医師により診療が行われています。白内障とは:眼の中にある水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。水晶体が混濁すると、ものが見えにくい、眼がかすむ、まぶしい、ものがだぶってみえるなど様々な症状がでます。水晶体が混濁する原因は加齢や糖尿病、外傷、薬剤性などがあります。

消化器内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術あり 56 12.18 9.79 3.57% 76.46  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術あり 17 9.06 8.27 0.00% 74.53  
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術あり 15 2.40 2.63 0.00% 63.93  
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 15 9.53 7.65 0.00% 68.33  
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術・処置等なし 13 10.38 8.86 0.00% 75.38  

消化器内科では総胆管結石や腫瘍による胆管炎の症例が1番多くなっております。こちらは基本的に内視鏡を使って胆管ステントを留置する胆管ドレナージを行っています。2番目、3番目は胃・大腸の良・悪性腫瘍に対する内視鏡治療となっています。腫瘍の種類や大きさによって治療法が異なっております。また、今回の集計では対象外となっておりますが、日帰りと1泊の大腸ポリープの治療は年間250例ほど行っております。4番目は憩室炎や憩室出血などの憩室疾患です。大腸の憩室疾患が主であり、治療として憩室炎であれば抗生剤による点滴治療、出血であれば内視鏡的止血術を行っております。5番目は虚血性腸炎という、腹痛・血便を来す疾患となっております。こちらは聞き慣れないかもしれませんが、消化器内科ではよくみる疾患であり、通常は点滴と安静によって治療を行います。在院日数は7-10日程度が多く、大腸ポリープ治療の多くは1泊2日となっております。平均年齢はいずれも70歳前後となっています

脳神経外科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術あり 26 11.27 9.67 3.85% 77.04  
010200xx99x00x 水頭症 手術・処置等なし 17 7.76 6.93 5.88% 77.35  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術・処置等なし 17 17.35 7.34 11.76% 66.71  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(JCS10未満) 手術・処置等なし 16 57.06 18.81 18.75% 70.31  
010230xx99x00x てんかん 手術・処置等なし - - - - -  

脳神経外科では、頭蓋・頭蓋内損傷の症例が多くなっています。また、水頭症 手術・処置なしの症例が多くなっています。これは積極的に水頭症の検査を行っているからです。平均在院日数が全国平均より長いのは、リハビリテーションの期間を含めているからです。

脳神経内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)エダラボン使用あり 36 44.11 16.13 8.33% 72.08  
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等なし 14 19.14 6.22 7.14% 70.29  
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)リハビリあり 13 55.00 16.16 23.08% 76.77  
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)エダラボン使用あり 副傷病あり 12 43.67 18.24 25.00% 82.00  
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー ガンマグロブリン使用あり 12 52.17 15.00 8.33% 60.58  

脳神経内科は、一過性脳虚血発作を含む脳血管障害の症例が6-7割を占めています。その他神経救急疾患から慢性疾患まで幅広く対応しております。平均在院日数が全国平均より長いのは、当センター内でリハビリテーションを行い、ADLの向上が確認できてから退院するためです。

代謝内科

DPCコードDPC名称症例数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢患者用パス
100070xx99x000 2型糖尿病 手術・処置等なし 21 14.57 10.84 0.00% 60.95  
100070xx99x100 2型糖尿病 インスリン使用あり 21 22.57 13.72 0.00% 60.24  
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし - - - - -  
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等なし - - - - -  
100060xx99x100 1型糖尿病 インスリン使用あり - - - - -  

糖尿病・内分泌センター(代謝内科)は、水俣・芦北地区から鹿児島県の出水・阿久根・伊佐・長島にわたる多くの地域からの患者様を受け入れています。現在、血糖コントロールや合併症精査を目的とした糖尿病の患者様の入院症例が最も多くなっています。当センターでは、「糖尿病入院パス」「糖尿病短期入院パス」を用いて、すべての入院患者様にきめ細やかな検査、指導が行えるように努めています。専門医や糖尿病認定看護師に加え、(日本糖尿病療養指導士・熊本地域糖尿病療養指導士等)専門的な知識をもった管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、作業療法士、歯科衛生士といった様々な職種を含むチーム医療によって、糖尿病をはじめ高血圧症、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病の治療に取り組んでいます。

指標3 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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 stage1stage2stage3stage4不明再発病期分類基準※版数
胃癌 19 - - - - - 1 8
大腸癌 16 13 - 12 - 14 1 8
乳癌 - 12 - - - - 1 8
肺癌 - - 14 54 - 26 1 8
肝癌 - - - - - 17 1 8

※1:UICC TNM分類,2:癌取り扱い規約

がんは、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって、Ⅰ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類発症されます。
「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、当院・他院を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者様を診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
治療は手術、化学療法、放射線治療が治療の柱となり、がんの種類と進行度によって治療法は異なります。初期のがんは手術のみの治療が多く、入院回数も1回の場合が多いですが、進行しているがんは化学療法が治療の主体となり、入退院を繰り返すため、件数として多くなっています。

指標4 成人市中肺炎の重症度別患者数等

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 患者数平均在院日数平均年齢
軽症 - - -
中等症 20 25.95 83.95
重症 44 15.93 74.20
超重症 10 33.60 87.50
不明 - - -

成人(15歳以上)の肺炎の患者様について重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
軽症(外来治療)、中等症(外来または入院治療)、重症(入院治療)、超重症(入院治療かつ集中治療)に分類されます。
当センターでは重症の患者様が多い結果となりました。

指標5 脳梗塞の患者数等

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発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内 102 50.15 77.98 25.00%
その他 12 59.25 81.17 22.55%
脳梗塞の患者さんのうち約9割の方が発症日から3日以内に入院し、治療をうけています。また、平均年齢も78.3歳となっており、後期高齢者の方が多くなっています。当センター内でリハビリを行い、日常生活動作ができるか確認し、また必要であれば介護保険を利用してサービスの調整を行ってから退院していただくため、平均在院日数は長めとなっています。

指標6 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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診療科ごとの手術について患者数上位5つを集計しています。手術(処置)のなかで輸血、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外となっています。指標に示されるそれぞれの項目に関しては以下の通りです。

  • Kコード
    手術術式の点数表コードです。 
  • 名称
    手術術式の名称です。
  • 平均術前日数
    入院日から手術日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
  • 平均術後日数
    手術日から退院日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。
  • 転院率
    該当する患者数の内、当院から他の病院に移動して継続入院(転院)することとなった患者様の割合です。

    ※患者数が10未満の場合は“-”で表記しています。

循環器内科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 32 2.53 3.16 3.13% 73.38  
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 18 4.44 11.00 5.56% 82.11  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 13 0.00 17.77 7.69% 72.85  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの - - - - -  
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -  

循環器内科では狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術(ステント治療・風船治療)などカテーテル治療が多くなっています。これは手や足の動脈から心臓まで細い管(カテーテル)を通して血管の狭窄部分を治療する方法で、病状によって緊急で行ったり、待機的に行うなど様々なタイミングで行っています。次いで徐脈性不整脈に対して行う新規のペースメーカー移植術、ペースメーカーの電池消耗に対してのペースメーカー電池交換術が多くなっています。

外科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 56 1.38 7.16 1.79% 62.41  
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 33 1.03 4.61 0.00% 67.30  
K6171 下肢静脈瘤手術 抜去切除術 22 1.00 4.82 0.00% 67.09  
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 12 1.42 12.25 0.00% 67.58  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 11 4.09 36.00 9.09% 72.36  

外科では、腹腔鏡下胆のう摘出術が最も多く、胆石症、胆のうポリープや胆のう炎における標準的な治療法です。傷口が大きい開腹手術と比較すると、傷が小さく細菌感染が少ないことがメリットとなっています。1~2cm程度の切開創からカメラをお腹の中に挿入し、炭酸ガスでお腹を膨らまし、テレビモニターを見ながら鉗子という特殊な器具を使用し手術を行います。術後の翌日から通常通りの日常生活を送ることができ、入院期間は5~7日程度となっています。 鼠径ヘルニア手術は加齢に伴い足の付け根の筋肉が緩んで来ることにより、筋肉の隙間から腹膜(お腹の中の袋)を被った腸が飛び出すいわゆる”脱腸”に対する手術です。緩んだ筋肉部分を人工素材のメッシュで筋膜を補強する手術により治療します。術後2~5日程度で退院することが可能です。症例に応じて腹腔鏡下に鼠径ヘルニアを修復する手術を選択します(お腹に3ヶ所の孔(あな)を開けてカメラと鉗子を挿入し、お腹の中の映像をテレビモニターで見ながら手術をします)。腹腔内から観察するため、ヘルニアの診断が容易であり、反対側の鼠径ヘルニアも診断が可能です。 下肢静脈瘤手術は、足の表面を走行する静脈にできた瘤に対する標準的な治療法です。下肢静脈瘤は立ち仕事や足に急激な力が頻回に加わることにより静脈内の弁が破壊され、凹凸と浮き上がった血管となり足のむくみ、だるさや皮膚の疾患を来す疾患です。下肢に数ヶ所1cm程度の切開創から弁が壊れた静脈を切除、抜去する治療法(ストリッピング手術)を当センターでは行っており、根治的な治療であるため再発の可能性が低い治療です。 乳がんの治療はがんの状態に応じて外科治療(手術)、薬物療法(抗がん剤やホルモン剤)、放射線療法を組み合わせて行います。当院で多い乳房部分切除は上記の治療のうちの一つで、比較的初期の乳がん患者さんを対象としています。腫瘍から1~2cm離れたところで乳房を部分的に切除することでがんを確実に切除し、患者さんが美容的に満足できる乳房を残すことを目的に行います。通常、手術後に放射線照射を行い、残された乳房の中での再発を防ぎます。 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術は主に結腸がんに対する手術で、病変を含めた大腸と病変に関わるリンパ節を含めた切除を、腹腔鏡を用いて行います。切除した後は残っている腸をつなげることで、大腸の機能を維持します。腹腔鏡の手術は創が小さく、術後の痛みが少ないことが利点で、近年件数を増やしています。(今年度は環境整備などで平均術後日数は長くなっていますが、退院可能な状態までの平均的な術後日数は16日程度です。) 上記手術はいずれも、クリニカルパスという入院中の計画表を用いて標準化した術後管理を行っています。

整形外科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 80 4.48 66.50 21.25% 79.34  
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 72 3.36 58.83 4.17% 74.67  
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 55 2.45 34.29 0.00% 67.51  
K0483 骨内異物(挿入物)除去術(前腕) 30 0.60 6.23 0.00% 63.77  
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 30 4.37 65.17 16.67% 83.77  

整形外科では、高齢者に多い骨折に対する手術や、膝や股関節に対する人工関節置換術が多くなっています。特に、変形性膝関節症に対しては、骨切り術、人工膝単顆置換術、人工膝全置換術など、個々の状態に応じて幅広く対応しています。また、変形性肩関節症に対して、リバース型人工肩関節置換術を行っています。

産婦人科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K877 子宮全摘術 - - - - -  
K9091ロ 流産手術 妊娠11週までの場合 その他のもの - - - - -  
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 - - - - -  
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 開腹によるもの - - - - -  
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 - - - - -  

産婦人科では、子宮全摘術が全手術の中で最も多く、子宮摘出となる疾患として子宮筋腫が1番多くなっています。近年、初産年齢の高齢化に伴い、ハイリスク妊娠、ハイリスク妊婦が増加しています。骨盤位や双胎妊娠、既往帝王切開術後では、選択的帝王切開となる場合がほとんどです。

皮膚科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 13 0.92 5.69 0.00% 82.00  
K0063 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(6cm以上) - - - - -  
K0061 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(3cm未満) - - - - -  
K0062 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(3cm以上6cm未満) - - - - -  
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) - - - - -  

皮膚科では皮膚腫瘍(良性・悪性)に関連した手術を最も多く行っております。次いで皮下腫瘍の切除術を行っており、その他、熱傷に関連したデブリドマン・植皮術などを行っております。少人数で手術を行っているため、難しい症例については熊本大学病院皮膚・形成再建科などに紹介し、連携した診療を行っております。

泌尿器科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 102 0.56 5.97 17.65% 80.81  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 47 1.34 7.81 0.00% 76.49  
K610-3 内シャント設置術 16 3.19 14.56 0.00% 70.75  
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの - - - - -  
K800-2 経尿道的電気凝固術 - - - - -  

泌尿器科では、尿路結石嵌頓に対しての経尿道的尿管ステント留置術が最も多く、次に膀胱癌に対しての経尿道的膀胱悪性腫瘍手術。三番目に慢性腎不全の患者さんに対して、透析内シャント設置術となっています。

眼科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 99 0.00 1.00 0.00% 76.13  

眼科では、白内障に対する水晶体再建術が最も多く、在院日数2日で最も短い在院日数となっています。当センターでは、令和元年度より常勤医師と熊本大学からの派遣による非常勤医師によって手術を実施しています。白内障手術:以前に比べ白内障の手術は短い時間で安全にできるようになりました。手術は濁った水晶体を超音波で取り除き、代わりに眼内レンズを入れます。手術後は眼鏡で視力を補正します。

消化器内科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 70 1.09 18.43 5.71% 75.54  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 20 1.00 6.85 0.00% 74.65  
K654 内視鏡的消化管止血術 17 0.65 17.65 11.76% 77.47  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 15 0.00 1.60 0.00% 65.13  
K6852 内視鏡的胆道結石除去術 その他のもの 11 1.00 5.36 0.00% 69.18  

消化器内科では内視鏡的胆道ステント留置術が1番多くなっています。上記しましたように、総胆管結石や腫瘍による胆管炎に対する治療として行っています。2番目は胃の良・悪性腫瘍に対しての内視鏡治療となっております。3番目は内視鏡的消化管止血術となっており、出血性胃・十二指腸潰瘍や大腸憩室などの止血が主な内容です。4番目は内視鏡的大腸ポリープ切除術となっており、上記しましたように集計のやり方の違いによって少なくなっておりますが、年間250例ほど行っています。5番目は内視鏡的胆道結石除去術となっております。こちらは総胆管結石に対しての治療で、1番の内視鏡的胆道ステント留置術で胆管炎を落ち着けたあとに行うことが多くなりますので、術後在院日数に差が出ております。当院では内視鏡治療を積極的に行っており、早期食道癌の治療も最近増えてきています。また、カプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡がありますので、小腸の検査・治療も行うことも可能です。

脳神経外科

Kコード名称症例数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 20 3.55 14.95 5.00% 80.45  
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 - - - - -  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 - - - - -  
K6092 動脈血栓内膜摘出術 内頸動脈 - - - - -  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -  

脳神経外科では、慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術が最も多くなっています。慢性硬膜下血腫とは、慢性的に硬膜下に血腫が貯留してくる疾患です。軽微な頭部外傷(打撲など)が原因となる、外傷性疾患と考えられています。

指標7 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一 - -
異なる - -
180010敗血症同一 13 0.33%
異なる - -
180040手術・処置等の合併症同一 - -
異なる - -

手術・処置等の合併症の内訳
・透析シャント閉塞
・ 縫合不全出血
・人工膝関節のゆるみ
・人工関節の破損
・ 人工股関節脱臼


更新履歴

2020年9月28日
令和元年度(2019年度)版病院指標を公開しました。
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